ひぼこきたるすまいのあや

頁 音　　　　　字 数　　　　　字 1 　ひぼこきたるすまいのあや ときあすす　むもやそことし ねやゑはる　むつきつあとは おみゑみこ　いむなゐそさち としよそふ　あまつひつきお うけつきて　いくめいりひこ あまきみと　かさりおたみに おかましむ　きみうまれつき 　ヒぼこ きたるすまいのアや ときｱｶすゝ 　むモ八十九とし ねやゑはる 　むつきつあとハ オみゑみこ 　いむな五十さち とし四十二 　ｱｶまつヒつｷｼお うけつｷｼて 　いくめいりヒこ ｱｶまきみと 　かさりおたみに おかましむ 　きみうまれつき 2 たたなおく　こころほつまに おごりなく　ゆめのしるしに みよのはつ　あきあにおくれ ふゆおさめ　ははいまなそこ みうえとし　おおははことし ももやそこ　ふとしきさらき さほひめお　うちみやにたつ にいみやこ　うつすまきむき たゝなおく 　こゝろほつまに おごりなく 　ゆめのしるしに みよのハつ 　あきｱｶにおくり ふゆおさめ 　はゝいま七十九 みうえとし 　おゝはゝことし もゝ八十九 　二としきさらき さほヒめお 　うちみやにたつ にいみやこ 　うつすまきむき 3 たまきみや　しはすうむみこ ほんたわけ　あえものいわず みまなより　そなかしちして みつきあげ　はつみよいわく おをんみき　たまひたまもの ゐついろの　かつみねにしき あやももは　みまなのきみに たまわりて　しほのりひこか たまきみや 　しはすうむみこ ほんたわけ 　あえものいわず みまなより 　そなかしちして みつｷｼあげ 　ハつみよいわく オをんみき 　たまひたまもの 五ついろの 　かつみねにしき あやもゝハ 　みまなのきみに たまわりて 　しほのりヒこカ 4 のほりたて　くににおくれば みちひらく　みほはもろすけ とみにめす　むかしひほこか みやげもの　はほそあしたか うかがたま　いづしこかたな いつしほこ　ひかがみくまの ひもろげず　いてあさのたち このやくさ　たじまにおさむ のほりたて 　くにゝおくれば みちひらく 　三ホハもろすけ とみにめす 　むかしヒほこカ みやげもの 　ハほそあしたか うかゞたま 　いづしこかたな いつしほこ 　ヒかガみくまの ひもろげず 　いてあさのたち この八くさ 　たじまにおさむ 5 みつかきの　みそこひぼこは はりまより　いたるししあわ そのときに　おおともぬしと ながおいち　はりまにやりて とはしむる　いわくしらきの きみのあこ　なはあめひほこ おとちこに　くにおゆつりて やつかれは　ひしりのきみに みつかきの 　三十九ヒぼこは はりまより 　いたるしゝあわ そのときに 　おゝともぬしと なガオいち 　はりまにやりて とはしむる 　いわくしらきの きみのあこ 　なはｱｶめヒほこ おとちこに 　くにおゆつりて やつかれは 　ヒしりのきみに 6 まつろいぬ　つかひかえりて これおつぐ　よりてはりまの いでさむら　あわちししあわ ままにおれ　ひほこもふさく すむところ　ゆるしたまはは めくりみん　きみゆるされば あめひぼこ　うぢがわのぼり あわうみの　あなむらにすむ まつろいぬ 　つかひかえりて これおつぐ 　よりてはりまの いでさむら 　あわちしゝあわ まゝにおれ 　ヒほこもふさく すむところ 　ゆるしたまはゝ めくりみん 　きみゆるされば ｱｶめヒぼこ 　うぢがわのぼり あわうみの 　あなむらにすむ 7 またさらに　わかさめぐりて すむたじま　ともすえひとは はさまたに　のこしいすしま ふとみみか　またおおめどる あめひほこ　もろすけおうむ もろすけは　ひならきおうむ ひならきは　きよひこおうむ きよひこは　たしまもりうむ またさらに 　わかさめぐりて すむたじま 　ともすえヒとは はさまたに 　のこしいすしま ふとみゝカ 　またおゝめドる ｱｶめヒほこ 　もろすけおうむ もろすけは 　ヒならｷｼおうむ ヒならｷｼは 　きよひこおうむ きよヒこは 　たしまもりうむ 8 よほなつき　つうゑはおなゑ さほひこか　きさきにとふは あにとそと　いつれあつきぞ きさきつひ　あにとこたふに あつらうる　なんぢいろもて つかゆれと　いろおとろひて めくみさる　あにながからん ねがはくは　われとなんぢと よホなつき 　つうゑハオなゑ さほヒこカ 　きさきにとふは あにとｿｰと 　いつれあつきぞ きさきつひ 　あにとこたふに あつらうる 　なんぢいろもて つかゆれと 　いろおとろひて めくみさる 　あになガからん ねガはくは 　われとなんぢと 9 みよふまば　やすきまくらや たもたんぞ　きみおしいせよ わかためと　ひぼがたなもて さつくとき　あにかこころね いさめおも　きかぬおしれば さほひこの　なかこわななき ひもかたな　せんかたなくも そでうちに　かくしいさめの みよふまば 　やすきまくらや たもたんぞ 　きみおしいせよ わカためと 　ひぼがたなもて さつくとき 　あにカこゝろね いさめおも 　きかぬおしれば さほヒこの 　なかこわなゝき ひもかたな 　せんかたなくも そでうちに 　かくしいさめの 10 せみなづき　はつひすめらき みゆきして　くめたかみやに ひざまくら　きさきおもえば このときと　なんたながるる きみのこほ　きみゆめさめて のたまふは　いまわかゆめに いろおろち　くびにまとえて さほのあめ　おもてぬらすは せみなづき 　ハつヒすメらｷｼ みゆきして 　くめたかみやに ひざまくら 　きさきおもえば このときと 　なんたなガるゝ きみのこほ 　きみゆめさめて のたまふは 　いまわカゆめに いろおろち 　くびにまとえて さほのあめ 　おもてぬらすは 11 なにのさが　きさきこたえて かくしゑず　ふしまろびつつ あからさま　きみのめくみも そむきゑず　つぐればあにお ほろぼせり　つげざるときは かたむけん　おそれかなしみ ちのなんだ　あにかあつらえ ここなりと　きみかひるねの なにのさガ 　きさきこたえて かくしゑず 　ふしまろびつゝ あからさま 　きみのめくみも そむきゑず 　つぐればあにお ほろぼせり 　つげざるときは かたむけん 　おそれかなしみ ちのなんだ 　あにカあつらえ こゝなりと 　きみカヒるねの 12 ひざまくら　もしやくるえる ものあらば　たまさかにえる いざおしと　おもえばなんだ ふくそてに　あぶれてみかほ うるほせり　ゆめはかならず このこたえ　おろちはこれと ひもかたな　たせばすめらき みことのり　ちかがたにある ひざまくら 　もしやくるえる ものあらば 　たまさかにえる いざおしと 　おもえばなんだ ふくそてに 　あぶれてみかほ うるほせり 　ゆめはかならず このこたえ 　おろちはこれと ひもかたな 　タせばすメらき みことのり 　ちかガたにある 13 やつなだお　めしてさほひこ うたしむる　ときにさほひこ いなきなし　かたくふせきて くたりゑず　きさきかなしみ われたとひ　よにあるとても しむかれて　なにおもしろと みこいたき　いなきにいれば みことのり　きさきとみこお 八つなだお 　めしてさほヒこ うたしむる 　ときにさほヒこ いなｷｼなし 　かたくふせｷｼて くたりゑず 　きさきかなしみ われたとひ 　よにあるとても しむかれて 　なにおもしろと みこいたき 　いなｷｼにいれば みことのり 　きさきとみこお 14 だすべしと　あれどいださず やつなたか　ひせめになせば きさきまづ　みこいだかせて しろおこえ　きみにもふさく あにカつみ　のカれんために われいれど　ともにつみある ことおしる　たとひまかれと みめくみお　わすらでのちの だすべしと 　あれどいださず 八つなタカ 　ヒせめになせば きさきまづ 　みこいだかせて しろおこえ 　きみにもふさく あにカつみ 　のカれんために われいれど 　ともにつみある ことおしる 　たとひまかれと みめくみお 　わすらでのちの 15 さためには　たにはちうしの めおもかな　きみかゆるしの あるときに　ほのほおこりて しろくだる　もろびとされば さほひこと　きさきもまかる はつなだか　いさおしほめて たまふなは　たけひむけひこ なほふづき　はひこもづみの さためには 　たにはちうしの めおもカな 　きみカゆるしの あるときに 　ホのホおこりて しろくだる 　もろビとされば さほヒこと 　きさきもまかる 八つなだカ 　いさおしほめて たまふなは 　たけヒむけヒこ なホフづき 　ハヒこもづみの 16 このつづき　たるねかかばゐ つきひめお　たつきさきとの かくやひめ　なるうちめゐか ことほきし　はつたなばたの かみまつり　あるとみきみに もふさくは　たえまくえはや おおちから　ちかねおのはし つのおさく　かなゆみつくり このつゞき 　たるねカかばゐ つきヒめお 　たつきさきとの かくやヒめ 　なるうちめ五か ことほｷｼし 　ハつたなばたの かみまつり 　あるとみきみに もふさくは 　たえまくえはや おゝちから 　ちかねおのはし つのおさく 　かなゆみつくり 17 とこかたり　これおふみはる わかちから　よにくらへんと もとむれと　なくてまかるや ひたなげく　きみもろにとふ くえはやに　くらふるちから あらんおや　もふさくのみの すくねなり　なかおいちして これおめす　のみのすくねも とこかたり 　これおふみはる わカちから 　よにくらへんと もとむれと 　なくてまかるや ひたなげく 　きみもろにとふ くえはやに 　くらふるちから あらんおや 　もふさくのみの すくねなり 　なカオいちして これおめす 　のみのすくねも 18 よろおびて　あすくらべんと みことのり　ちからくらふる かみののり　すまゐのさとに はにわなし　たえまはきより のみはつに　あいたきふめは のみつよく　くえはやかわき ふみてまた　こしふみころす ときにきみ　うちはおあけて よろこびて 　あすくらべんと みことのり 　ちからくらふる かみののり 　すまゐのさとに はにﾜｶなし 　たえまはきより のみはつに 　あいたちふめは のいつよく 　くえはやカわき ふみてまた 　こしふみころす（転日） ときにきみ 　うちはおあけて 19 どよませは　とみもよろこび くえはやか　かなゆみおよび たえまくに　のみにたまわり いえはつま　つきなしのみは ゆみとりぞこれ どよませは 　とみもよろこび くえはやカ 　かなゆみおよび たえまくに 　のみにたまわり いえはつま 　つｷｼなしのみは ゆみとりぞこれ