よつきのるのとことのあや

頁 音　　　　　字 数　　　　　字 1 　よつきのるのとことのあや あめつちも　うちともすかに とほるとき　やもよろみちの みことひこ　みうちにはべり みちおきく　もろよろたみも をしらすに　むれきくときに くしまとは　ひのしまおもる いわまとは　つきのしまもる 　よつきのるのとことのあや あめつちも　うちともすかに とほるとき　八もよろ三千の みことひこ　みうちにはべり みちおきく　もろよろたみも をしらすに　むれきくときに くしまとは　ひのしまおもる いわまとは　つきのしまもる 2 いくしまと　たるしまよもの みかきもり　いかすりうちの をにやらひ　かかんのんてん そろふとき　ひたりはたにの さくらうち　みよのさくらの ならしうた　みきはををやま かくつみの　ときしくかぐの いわひうた　こことむすびか いくしまと　たるしまよもの みかきもり　いかすりうちの をにやらひ　かかんのんてん そろふとき　ひたりはたにの さくらうち　みよのさくらの ならしうた　みきはをゝやま かくつみの　ときしくかぐの いわひうた　こゝとむすびか 3 かかんなす　かすかわかひこ みはしらお　よつきみくらに みてむすび　あめのみおやお まねきこふ　ををものぬしか のんなして　よろきみほひこ ゆふはなに　やいろにきての かみすすむ　ひとことぬしか てんなして　かだきやすひこ かかんなす　かすかわかひこ みはしらお　よつきみくらに みてむすび　あめのみおやお まねきこふ　をゝものぬしか のんなして　よろきみほひこ ゆふはなに　八いろにきての かみすゝむ　一とことぬしか てんなして　かだきやすひこ 4 ぬさぐしで　よそこのはなに このみなる　あぐりおゑんと もろをかむ　ときにあまてる おをんかみ　よつきのあやに をらんとす　よろのよわひの みことひこ　ややちよたもつ たみもみな　くにとこたちの こすえなり　そのもとふつく ぬさぐしで　四十九のはなに このみなる　あぐりおゑんと もろをかむ　ときにあまてる おをんかみ　よつきのあやに をらんとす　よろのよわひの みことひこ　やゝ千よたもつ たみもみな　くにとこたちの こすえなり　そのもとふつく 5 あめみおや　あめつちひとも わかさるに　ういのひといき うこくとき　ひかしのぼりて にしくたり　うつほにめくり あわうびの　めぐれるなかの みはしらに　さけてめそなる そはきよく　かろくめくりて あまとなる　めはなかにこり あめみおや　あめつちひとも わかさるに　ういの一といき うこくとき　ひかしのぼりて にしくたり　うつほにめくり あわうびの　めぐれるなかの みはしらに　さけてめそなる そはきよく　かろくめくりて あまとなる　めはなかにこり 6 くにとなる　みつはにわかれ そのうつほ　かぜうむかぜも ほおうみて　そはみつとなる めはふたつ　そせのむなもと ひとまろめ　ゐものみなもと つきとなり　うつほかぜほと みづはにの　ゐつましわりて ひととなる　あめなかぬしの くにとなる　みつはにわかれ そのうつほ　かぜうむかぜも ほおうみて　そは三つとなり めは二たつ　そせのむなもと ひとまろめ　ゐものみなもと つきとなり　うつほかぜほと みづはにの　五つましわりて ひとゝなる　あめなかぬしの 7 かみはこれ　やもよろくにに よろこうみ　みなくはりおく ひとのはつ　あめにかえりて あめみおや　あめのかたちは いわおやま　ひつきもくにも はらこもり　とはやゑにきて もとあけの　よそこのたねの なかみくら　みおやつげたす かみはこれ　八もよろくにゝ よろこうみ　みなくはりおく ひとのはつ　あめにかえりて あめみおや　あめのかたちは いわおやま　ひつきもくにも はらこもり　とは八ゑにきて もとあけの　四そ九のたねの なかみくら　みおやつげたす 8 けたすみに　やきみとほかみ ゑひためぞ　つきあいふへも をすしかみ　すえはみそふの たみめひこ　もとなかすえの みくらあり　そむよろやちの ものそひて　ひとうまるとき もとつかみ　そのたえもりか たねくだし　ものとたましゐ けたすみに　やきみとほかみ ゑひためぞ　つきあいふへも をすしかみ　すえは三そ二の たみめひこ　もとなかすえの 三くらあり　十むよろ八千の ものそひて　ひとうまるとき もとつかみ　そのたえもりか たねくだし　ものとたましゐ 9 ゆひやわす　あなれくらわた しむねこゑ　なりはみめかみ わかかみは　ひつきのうるお くたすゆえ　よつきうまんと おもふとき　めのあかそそき あさひのり　めよりつきひの うるおゑて　とつげはそせの うるなみか　たましまかわの ゆひやわす　あなれくらわた しむねこゑ　なりはみめかみ わかかみは　ひつきのうるお くたすゆえ　よつきうまんと おもふとき　めのあかそゝき あさひのり　めよりつきひの うるおゑて　とつげはそせの うるなみか　たましまかわの 10 いもかちと　はらむしらほね ちちのなみ　ははのあかちと ちなみあひ　ひるはちのぼり よはなみの　のぼるひつきの ひとめくり　あすふためくり みめぐりと　つきにみそわの めくりまし　ややむそよかに めくりみつ　すへてちやそに いもかちと　はらむしらほね ちゝのなみ　はゝのあかちと ちなみあひ　ひるはちのぼり よはなみの　のぼるひつきの 一とめくり　あすふためくり みめぐりと　つきにみ十わの めくりまし　やゝ六十四かに めくりみつ　すへて千や十に 11 めくりとげ　ややみどりこの なりそなふ　ちなみのあかは おのころの　ゑなのかたちは かわくるま　ほそのことなる みはしらの　ほどよくおもり めくりかね　ひにひとめぐり おくれへり　やよゐはみそこ はなおそふ　うつきみつれは めくりとげ　やゝみどりこの なりそなふ　ちなみのあかは おのころの　ゑなのかたちは かわくるま　ほそのことなる みはしらの　ほどよくおもり めくりかね　ひに一とめぐり おくれへり　やよゐは三十九 はなおそふ　うつきみつれは 12 みとりつす　さつきさのころ ひとめくり　さつさはらをび ゐわたなす　なかくたとほる あめのほと　たらちねのほと めおまねき　むつのちなみの つゆあふれ　みなつきかわき ほそのこえ　ちしるとほれば みおひたす　ちしるにられて みとりつす　さつきさのころ 一とめくり　さ-つさはらをび 五わたなす　なかくたとほる あめのほと　たらちねのほと めおまねき　六ツのちなみの つゆあふれ　みなつきかわき ほそのこえ　ちしるとほれば みおひたす　ちしるにられて 13 ゐついろの　はにもてつくる もりのかみ　ふづきくらむら はづきわた　なかつきはみめ しむそよべ　こゑのよそやぢ あわのかみ　すべこそむあや そなわりて　そふにゑなぬき うまるなり　たとえめあれと よつきなく　ゑんとおもはは 五ついろの　はにもてつくる もりのかみ　二づきくらむら はづきわた　なかつきはみめ しむ十四べ　こゑの四そ八ぢ あわのかみ　すべ九十六あや そなわりて　十二にゑなぬき うまるなり　たとえめあれと よつきなく　ゑんとおもはゝ 14 あくりしれ　あさひのうるお みにうけて　こみやにあれは よるなみと　ともにめくれと そはさきに　めおつつむゆえ せばめられ　つひにほすゑの はせいでて　みどりしぢなる そのはしめ　これそのこうむ あくりなり　めのこはさきに あくりしれ　あさひのうるお みにうけて　こみやにあれは よるなみと　ともにめくれと そはさきに　めはつゝむゆえ せばめられ　つひにほすゑの はせいでゝ　みどりしぢなる そのはしめ　これそのこうむ あくりなり　めのこはさきに 15 つきやどり　のちひおまねく めははやく　そはつつまれて しぢならず　たましまかどに いゑりなす　これめのはしめ めのこうむ　そのこほしくは あくりなせ　わかみおそゑて ゑさしめん　あまてるくには わかみたま　ありとしるへし つきやどり　たちひおまねく めははやく　そはつゝまれて しぢならず　たましまかどに いゑりなす　これめのはしめ めのこうむ　そのこほしくは あくりなせ　わかみおそゑて ゑさしめん　あまてるくには わかみたま　ありとしるへし 16 われむかし　ひのわにありて てらせとも　ひとみおうけず みちひかず　ふたかみために たらちねと　なりてまねけは ひとのみと　なりてはらめど なかゐして　こそむつきまて くるしむる　ややうまるれど みひたしに　ひとひもやすき われむかし　ひのわにありて てらせとも　ひとみおうけず みちひかず　二たかみために たらちねと　なりてまねけは ひとのみと　なりてはらめど なかゐして　九十六つきまて くるしむる　やゝうまるれど みひたしに　一とひもやすき 17 こころなし　わかみはきみと なるとても　おやのめくみお かえさんと　ふしてをもえば こおさづく　みちはめぐみお かえすなり　そのみなもとは とよけかみ　かつらきやまに みそきして　さわるよこがお のぞかんと　やちたびいのる こゝろなし　わかみはきみと なるとても　おやのめくみお かえさんと　ふしてをもえば こおさづく　みちはめぐみお かえすなり　そのみなもとは とよけかみ　かつらきやまに みそきして　さわるよこがお のぞかんと　八千たびいのる 18 にまぬけて　あまかみひるお わけくたし　わかこころうる みちなるは　あさひのみやに かみまつり　あめのみおやに こたふなり　よつきのはたお をらんとて　ひなぐるかずの よつきこお　さづくるいせの あぐりには　あさひおうけて にまぬけて　あまかみひるお わけくたし　わかこころうる みちなるは　あさひのみやに かみまつり　あめのみおやに こたふなり　よつきのはたお をらんとて　ひなぐるかずの よつきこお　さづくるいせの あぐりには　あさひおうけて 19 あたたまる　ときにとつげば こおはらみ　いきすこえみめ そなえうむ　よつきもがもに みことのり わかこころ　まねけとほかみ ゑひための　くにはみちのぶ うつはもの　まねかばうえに あらはれて　はたれやふれは あたゝまる　ときにとつげば こおはらみ　いきすこえみめ そなえうむ　よつきもがもに みことのり わかこゝろ　まねけとほかみ ゑひための　くにはみちのぶ うつはもの　まねかばうえに あらはれて　はたれやふれは 20 さはりなし　みのすかなれは かみこころ　めくみてはなに みおうるぞ　いせのおしゑの あめにこたゑて のとはこれ　もろにもふせと ををすとき　かすかわかひこ たちいてて　おかみつつしみ あるこころ　もふせるうたに さはりなし　みのすかなれは かみこころ　めくみてはなに みおうるぞ　いせのおしゑの あめにこたゑて のとはこれ　もろにもふせと をゝすとき　かすかわかひこ たちいてゝ　おかみつゝしみ あるこゝろ　もふせるうたに 21 あまいのる　このてかしはゆ おとおすく　やとるおなかの みことなる　このこはますぐ たらちねの　なえのよつきの みことなりけり かくみたび　うたひますれば みほひこも　たちうやまひて おもふこと　もふせるうたに あまいのる　このてかしはゆ おとおすく　やとるおなかの みことなる　このこはますぐ たらちねの　なゑのよつきの みことなりけり かくみたび　うたひますれば みほひこも　たちうやまひて おもふこと　もふせるうたに 22 こおこふる　いもそせのなかに こもりくの　こもりそたてん たらちねのかみ かくみたび　うたひますれは やすひこも　たちうやまいて おもふこと　もふせるうたに やすやすと　さくらのははの みとりこお　かつてにかけて こおこふる　いもそせのなかに こもりくの　こもりそたてん たらちねのかみ かくみたび　うたひますれは やすひこも　たちうやまいて おもふこと　もふせるうたに やすやすと　さくらのはゝの みとりこお　かつてにかけて 23 いてやうません かくみたび　うたひますれは みことのり　なんちわかひこ ひとふるに　あまのこやねと なにしあゑ　たまふをしては かすがかみ　またみほひこか みそむこお　ひたすこころは みにこたえ　たまふをしては いてやうません かく三たび　うたひますれは みことのり　なんちわかひこ ひとふるに　あまのこやねと なにしあゑ　たまふをしては かすがかみ　また三ほひこか 三十六こお　みたすこゝろは みにこたえ　たまふをしては 24 こもりかみ　またやすひこは やすやすと　とりあぐことお わさとなせ　たまふをしては かつてかみ　またもろかみに みことのり　つきこいのらは わかうたと　こやねとこもり かつてみな　あめにこたふる をしゑなり　たみかならずも こもりかみ　またやすひこは やすやすと　とりあぐことお わさとなせ　たまふをしては かつてかみ　またもろかみに みことのり　つきこいのらは わかうたと　こやねとこもり かつてみな　あめにこたふる をしゑなり　たみかならずも 25 これなわすれそ このときに　やもよろかみも もろたみも　をしゑおききて やちたびに　こだねうること さたまると　ちたびうやまふ のとことぞこれ これなわすれそ このときに　八もよろかみも もろたみも　をしゑおきゝて 八千たびに　こだねうること さたまると　千たびうやまふ のとことぞこれ