すめみまことくさゑるあや

頁 音　　　　　字 数　　　　　字 1 　すめみまことくさゑるあや ふそむすす　そむゑよそひほ としきやゑ　やよいかすかの としおいて　まつりやすまん ことわりに　あまてらします おしほみみ　みこはくしたま ほのあかり　いみなてるひこ くたさんと　ととみつからの 　すめみまこ　とくさゑるあや 二十六すゝ　そ六ゑ四そ一ほ としきやゑ　やよいかすかの としおいて　まつりやすまん ことわりに　あまてらします おしほみゝ　みこはくしたま ほのあかり　いみなてるひこ くたさんと　とゝみつからの 2 つげふみお　かくやましかに たてまつる　ふみにもふさく みつからか　あしはらくにお をさめんと　よそふまにたみ あつまりて　ひたととむゆえ てるひこお　くだすべきやと うかがゑは　いせのおんかみ きこしめし　ゆるせはしかの つげふみお　かくやましかに たてまつる　ふみにもふさく みつからか　あしはらくにお をさめんと　よそふまにたみ あつまりて　ひたとゝむゆえ てるひこお　くだすべきやと うかゞゑは　いせのおんかみ きこしめし　ゆるせはしかの 3 かえことす　ここにとおやの あまつかみ　とくさたからお さつけます　おきつかがみと へつかがみ　むらくもつるき うなるたま　たまかえしたま ちたるたま　みちあかしたま おろちひれ　ははちしむひれ このはひれ　このとくさなり かえことす　こゝにとおやの あまつかみ　とくさたからお さつけまし　おきつかがみと へつかがみ　むらくもつるき うなるたま　たまかえしたま ちたるたま　みちあかし（灯）たま おろちひれ　はゝちしむひれ このはひれ　このとくさなり 4 いたむこと　あらはひふみよ いむなやこ　とまてかぞえて ふるゑたた　ゆらゆらふるゑ かくなせば　すでにまかるも よみかえる　ふるのことぞと みことのり　なかくにのかみ こばまんお　ふせぐともかみ かぐやまは　やますみのふこ いたむこと　あらは一二三四 五六七八九　十まてかぞえて ふるゑたゝ　ゆらゆらふるゑ かくなせば　すでにまかるも よみかえる　ふる（古）のことぞと みことのり　なかくにのかみ こばまんお　ふせぐとも（徒若）かみ かぐやまは　やますみの二こ 5 ふとたまは　みむすひのみこ こやねとは　かすかどののこ くしたまは　みむすびのよこ みちねとは　かんみのひまこ かんたまは　やますみのみこ さわらのは　あかつちのまこ ぬかどとは　かがみつこのこ あけたまは　たまづこのこぞ ふとたまは　みむすひの三こ こやねとは　かすかどのゝこ くしたまは　みむすびのよこ みちねとは　かんみのひまこ かんたまは　やますみの三こ さわらのは　あかつちのまこ ぬかどとは　かがみつこのこ あけたまは　たまづこのこぞ 6 むらくもは　みちねかおとと うすめひこ　みけもちのまこ かんたちは　こもりのはつこ あめみかげ　たたきねのおこ みやつひこ　かなさきのみこ よてひこは　こもりのよつこ あめとまみ　ぬかたたのおこ あませおは　かんみのやさこ むらくもは　みちねかおとゝ うすめひこ　みけもちのまこ かんたちは　こもりのはつこ あめみかげ　たゝきねのおこ みやつひこ　かなさきの三こ よてひこは　こもりのよつこ あめとまみ　ぬかたゝのおこ あませおは　かんみのやさ（優）こ 7 たまくしは　せおのいとこそ ゆつひこは　さわらののおと かんたまは　たまくしのおと みつきひこ　かんたまのおと あひみたま　たかきのよつこ ちはやひは　よてのおとゐこ やさかひこ　こもりのやつこ いさふたま　つのこりのこぞ たまくしは　せおのいとこそ ゆつひこは　さわらのゝおと かんたまは　たまくしのおと みつきひこ　かんたまのおと あひみたま　たかきのよつこ ちはやひは　よてのおと五こ 八さかひこ　こもりの八つこ いさふたま　つのこりのこぞ 8 ゐきしにほ　おもいがねのこ いくだまは　たかきのゐつこ さのひこね　ひこなのこなり ことゆひこ　はらきねのおこ うわはるは　やつこころのこ したはるは　うわはるのおと あよみたま　たかきのななこ すへみそふ　みなのりむまで ゐきしにほ　おもいがねのこ いくだまは　たかきの五つこ さのひこね　ひこなのこなり ことゆひこ　はらきねのおこ うわはるは　八つこゝろのこ したはるは　うわはるのおと あよみたま　たかきのなゝこ すへ三十二　みなのりむまぞ 9 まもりゆく　みこはやふさの いてくるま　ふそゐのはとお ゐつともの　まもるみやつこ あまつまら　かんみのやさこ あかまろは　つくばそそのこ あかうらは　しほもりのふこ まうらとは　やますみのゐこ あかぼしは　かつてのおとと まもりゆく　みこはやふさの いてくるま　二十五のはとお 五つともの　まもりみやつこ あまつまら　かんみのやさこ あかまろは　つくばそゝのこ あかうら（裏）は　しほもりのふこ まうら（真裏）とは　やますみの五こ あかぼしは　かつてのおとゝ 10 このゐたり　おおものぬしは ゐつくみの　ものへふそゐお ひきそふて　ともひとすへて やもむそよ　ひたかみおでて かしまみや　そのみちたみの いでむかひ　たかやしかくと きこしめし　いせにはんべる みこのおと　きよひとにかみ この五たり　おゝものぬしは 五つくみの　ものへ二そ五お ひきそふて　ともひとすへて 八もむ十四　ひたかみおでゝ かしまみや　そのみちたみの いでむかひ　たかやしかくと きこしめし　いせにはんべる みこのおと　きよひとにかみ 11 みことのり　なれとちからと はやふねに　ゆきていわふね すすむへし　よりてみまこと たちからそ　わにふねにのり かんふさの　つくもにつきて かとりみや　かんことのれは ほのあかり　まうらおめして うらとえは　まうらふとまに みことのり　なれとちからと はやふねに　ゆきていわふね すゝむへし　よりてみまこと たちからそ　わにふねにのり かんふさの　つくもにつきて かとりみや　かんことのれは ほのあかり　まうらおめして うらとえは　まうらふとまに 12 あきにとる　こちにひもとけ つみのかる　いまはるなれは にしのそら　たみつかれなし よしよしと　みことさたまる ににきねと　たちからとゆく ひたかみの　きみおをかみて よしおつげ　のちにみまこと たちからと　いさわにかえり あきにとる　こちにひもとけ つみのかる　いまはるなれは にしのそら　たみつかれなし よしよしと　みことさたまる にゝきねと　たちからとゆく ひたかみの　きみおをかみて よしおつげ　のちにみまこと たちからと　いさわにかえり 13 かえことす　ときにすめみこ いわくすの　ふねおもふけて まらかおぢ　あまつはばらお ふなおさに　まらはかぢとり あかうらお　ふなこつかさに あかまろと　あかほしものお そえかこに　まうらはかぜみ つくもより　いつのみさきに かえことす　ときにすめみこ いわくすの　ふねおもふけて まらかおぢ　あまつはばらお ふなおさに　まらはかぢとり あかうらお　ふなこつかさに あかまろと　あかほしものお そえかこに　まうらはかぜみ つくもより　いつのみさきに 14 ほおあけて　おきはしるめは おほそらお　はるかにかけり みくまのの　みやゐおかみて なみはより　かもにていたる いかるかの　みねよりとりの しらにはに　あまのいわふね おほそらお　かけりめくりて このさとの　なおもそらみつ ほおあけて　おきはしるめは おほそらお　はるかにかけり 三くまのゝ　みやゐおかみて なみはより　かもにていたる いかるかの　みねよりとりの しらにはに　あまのいわふね おほそらお　かけりめくりて このさとの　なおもそらみつ 15 やまとくに　みやつやなりて そふのかみ　すがたかむすめ みきさきに　なしてうたよみ かだかきの　ことおたのしむ いかるがの　みやにうつりて そのあすか　うてなによもお のぞむおり　しらにはやまに からすとふ　くまのとおもひ やまとくに　みやつやなりて そふのかみ　すがたかむすめ みきさきに　なしてうたよみ かだかきの　ことおたのしむ いかるがの　みやにうつりて そのあすか　うてなによもお のぞむおり　しらにはやまに からすとふ　くまのとおもひ 16 みやうつし　ときにこやねは はやかれと　おほものぬしも ととめける　ふとだまかいふ かがなえて　きみのおほすお ととめんや　かぐやまもいふ くまのなる　あすかうつせは よきためし　すてにきわまる ものぬしは　いかりていわく みやうつし　ときにこやねは はやかれと　おほものぬしも とゝめける　ふとだまかいふ かゞなえて　きみのおほすお とゝめんや　かぐやまもいふ くまのなる　あすかうつせは よきためし　すてにきわまる ものぬしは　いかりていわく 17 ふとだまは　きみのとのおぢ とみおきな　きなふよろとし きみいわひ　けふまたかわる みやうつし　よろちはとおし ひととせも　へざるおせめは よのはぢは　なんちのこころ けかれより　きみあやからば われおらす　あかねほのほに ふとだまは　きみのとのおぢ とみおきな　きなふよろとし きみいわひ　けふまたかわる みやうつし　よろ千はとおし 一とゝせも　へざるおせめは よのはぢは　なんちのこゝろ けかれより　きみあやからば われおらす　あかねほのほに 18 つみすとも　まろかねはめと けかれゑず　かくいいかえる もろはかり　つひにうつして あすかかわ　くるわにほりて みそきなすかな つみすとも　まろかねはめと けかれゑず　かくいゝかえる もろはかり　つひにうつして あすかかわ　くるわにほりて みそきなすかな