おきつひこひみつのはらひ

頁 音　　　　　字 数　　　　　字 1 　おきつひこひみつのはらひ みかまとの　かみのひみつの みつのねは　にはりのみやの わたましに　あめのみまこの みことのり　もりおたまわる おきつひこ　かしきのゆふの みてぐらに　やもよろかみの 　おきつひこ　ひみつのはらひ みかまとの　かみのひみつの みつのねは　にはりのみやの わたましに　あめのみまこの みことのり　もりおたまわる おきつひこ　かしきのゆふの みてぐらに　やもよろかみの 2 かんつとえ　たかまのはらの かんつかさ　あまてらします おをんかみ　ほきたてまつる のとなかに　みかまのほぎの そのかみは　あめつちひらけ そむときに　くにとこたちの かんはらみ　をふひのみなの きつおさね　ゐくらのかみの かんつと（諌務）え　たかまのはらに かんつかさ（諌司）　あまてらします おをんかみ　ほきたてまつる のとなか（途中）に　みかま（身構）のほぎの そのかみは　あめつちひらけ そむときに　くにとこたちの かん（諫）はら（腹）み　をふひのみなの きつおさね　五くら（苦楽）のかみの 3 なりいてて　ななよのうちの あまつこと　まつるとほかみ ゑひための　やもとのかみの まもらせき　くにつまつりは きつおさね　むろそひかみの まもらせき　このゆえひびの みかまとの　ゑともりかみと たたえますなり なりいてゝ　なゝよ（斜与）のうち（中）の あまつこと（余次事）　まつるとほ（徒歩）かみ ゑひための　やもとのかみの まもらせき　くにつまつりは きつおさね　むろ十一かみの まもらせき　このゆえひゞの みかまとの　ゑともりかみと たゝえますなり 4 ひさかたの　あまてるかみの はつみよに　ひよみのとりの かおつぐる　きつはかなねの とつぎして　としのりかみの あれませる　そのそひかみお ゑともりと　あみやしなうて やみこなる　あめふたかみの みことのり　これにたまはる ひさかたの　あまてるかみの はつみよに　ひよみ（夜見）のとりの かおつぐる　きつおかなねの とつぎして　としのりかみの あれませる　その十一かみお ゑともりと　あみやしなうて 八みこなる　あめ二たかみの みことのり　これにたまはる 5 ひゑのなわ　うつろゐのかみ つきのなは　しなどべのかみ みつのなは　かぐつちのかみ よつのなは　みつはめのかみ ゐつのなは　はにやすのかみ むつのなは　そろををとしの ちからもる　ををとしかみと たたえます　なななわみなお 一ゑのなわ　うつろ（虚路）ゐのかみ つきのなは　しなどべのかみ 三つのなは　かぐつちのかみ 四つのなは　みつはめのかみ 五つのなは　はにやすのかみ 六つのなは　そろをゝとしの ちからもる　をゝとしかみと たゝえます　七ゝなわみなの 6 もとしける　すべやまずみの かみとなる　やおとのかみわ ほのしづめ　たつなみおさむ たつたひめ　おのおのみなお たまはりて　こよみおまもる やまさかみなり このかみの　つねにめぐりて まもるゆえ　ひみつのわざの もとしける　すべやまずみの かみとなる　やおと（音）のかみわ（割） ほのしづめ　たつなみおさむ たつたひめ　おのおのみなお たまはりて　こよみ（個夜見）おまも（護）る やまさかみなり このかみの　つねにめぐりて まもるゆえ　ひみつのわざの 7 さわりなし　さわりなければ おさまりて　かぐつちかみと はにやすめ　ちなみてよろの おころうむ　たつならざれば すてらるお　ををくぬかみの つげにより　あめのみまごの みことのり　おころのかみよ はるはかま　こたそこにあれ さわりなし　さわりなければ おさまりて　かぐつちかみと はにやすめ　ちなみてよろの おころ（虚路）うむ　たつならざれば すてら（日寺）るお　をゝくぬかみの つげにより　あめのみまごの みことのり　おころのかみよ はるはかま（構）　九た（足）そこに（底荷）あれ 8 なつはかど　みたそこにあれ あきはゐど　なたそこにあれ ふゆはにわ　ひたそこにあれ にゐみやの　しきますくにお いかすりて　ひとふるなせよ すみよろし　ゑおころもらば おとおころ　かたみにかわり ひめもすに　みやのうてなの なつはかど　三たそこにあれ あきはゐど　七たそこにあれ ふゆはにわ　一たそこにあれ にゐみやの　しきますくにお いかすりて　ひとふるなせよ すみよろし　ゑおころもらば おとおころ　かたみにかわり ひめもすに　みやのうてなお 9 くろところ　なかつはしらの ねにすみて　やまさのかみと もろともに　よよのかまとお まもらしむべし 　ちかひにはみはしらたてよ このときに　あまつみことの さたまれば　かしきのゆふの みてくらに　ひみつおむすば くろところ　なかつはしらの ねにすみて　やまさのかみと もろともに　よゝのかまと（構途）お まもらしむべし 　ちかひにはみはしらたてよ このときに　あまつみこと（真点御言）の さたまれば　かしきのゆふの みてくらに　ひみつおむすば（御零空化） 10 おきつひこ　ここもたかまの はらなれは　よよにちかふる のりこちに　もしもくにゆり なるかみの　さわるさわりの あらんとき　きねのひときお いやしろに　ゑとのむそかに もりあまる　やなゐかくろひ うつろもる　うつろゐのかみ おきつひこ　こゝもたかまの はらなれは　よゝにちかふる のりこちに　もしもくにゆり なるかみの　さわるさわりの あらんとき　きねの一ときお いやしろ（弥代）に　ゑとの六十かに もりあまる　やな五かくろひ（隠路日） うつろも（虚路守）る　うつろゐ（虚路位）のかみ 11 あらはれば　たとへなるかみ くにゆるも　ゐづわざなして しづむべし　もしもむらくも かおうばひ　みちにさわりの あらんとき　しなとべのかみ あらはれば　みちのかうばふ やえくもの　しなどのかぜに おしはらひ　よもあけかたと あらはれば　たとへなるかみ くにゆるも　ゐづわざなして しづむべし　もしもむらくも かおうばひ　みちにさわりの あらんとき　しなとべのかみ あらはれば　みちのかうばふ やえくもお　しなどのかぜに おしはら一　よも（与方）あけかたと 12 しらすべし　もしもひけかれ あらんとき　かぐつちのかみ あらはれば　たとへおだきの かくやあれ　さらにひうちの あらためて　きよきあたごと しきみより　みかまときよく まもるべし　もしもほわざの あらんとき　たつためのかみ しらすべし　もしもひけ（解）かれ あらんと（編乱解）き　かぐつちのかみ あらはれば　たとへおだきの かくやあれ　さらにひうちの あらためて　きよきあたごと しきみより　みかまと（身構解）きよく まもるべし　もしもほわざの あらんとき　たつためのかみ 13 あらはれは　たとひほのほに はたるとも　たつたにしづめ のぞくべし　もしもゐのみつ くみたえて　みけつのさわり あらんとき　みづはめのかみ あらはれば　ゐてのしみつお いさきよく　あらためかえて ひとふるに　みかめもきよく あらはれは　たとひほのほに はたるとも　たつたにしづめ のぞくべし　もしもゐのみつ くみたえて　みけつ（未決）のさわり あらんとき　みづはめのかみ あらはれば　ゐてのしみつお いさき（諌来）よく　あらためかえて ひとふる（古）に　みかめ（身亀）もきよく 14 まもるべし　もしもみわさの あらんとき　すべやまづみの あらはれば　たとひながあめ あぶれても　やまはしげきに もちこたえ　なかれおふかく なすことも　つねにいせきお まもるなり　みなかんちかひ いちしるきかな まもるべし　もしもみわさの あらんとき　すべやまづみの あらはれば　たとひながあめ あぶれても　やまはしげきに もちこたえ　なかれおふかく なすことも　つねにいせきお まもるなり　みなかんちかひ いちしるきかな 15 このときに　としのりかみの まてにある　おおとしかみと はにやすめ　おころもともに ちかひして　いさきよかれと かんほきに　ほきのりなせる かなぎゆひ　たきひもきよく みづきよく　みかまときよく みなきよく　ひみつのみつの このときに　としのりかみの まて（真点）にある　おゝとしかみと はにやすめ　おころ（転）もとも（灯）に ちかひして　いさきよかれと かんほきに　ほきのりなせる かなぎゆひ　たき（滝）ひもきよく みづきよく　みかまときよく みなきよく　ひみつのみつの 16 たからおの　すさみなけれは いさきよく　にあくるみけの ひもしげお　ささぐるすえも きよらかに　むすばひみつの きよはらひ　よつきたからと すさましく　しつむちかひの いさおしお　ゆきすきはにの おおんかみ　きこしめさるる たからおの（宝己）　すさ（荒）みなけれは いさき（諌来）よく　にあくるみけ（見解）の ひもろげも　さゝ（支）ぐるすえも きよらかに　むすばひみつの きよはらひ　よつきたからと すさましく　しつむちかひの いさおしお　ゆきすきはにの おゝんかみ　きこしめさるゝ 17 きよはらひ　ひみつおかみに つつしみて　きよめたまへと まうしてもふす きよはらひ　ひみつおかみに つゝしみて　きよめたまへと まうしてもふす