あまきみみやことりのあや

頁 音　　　　　字 数　　　　　字 1 　あまきみみやことりのあや あまきみの　もとはみまこの いかつちお　わけてをさむる おをんかみ　ほめてみまこは あまかみの　あらはるいづと たまふなは　わけいかつちの あまきみと　みぐさもわけて あめみまご　ひだりかすがと 　ｱｶまきみ みやことりのアや ｱｶまきみの 　もとはみまこの いかつちお 　わけてをさむる オをんかみ 　ほめてみまこは ｱｶまかみの 　あらはるいづと たまふなは 　わけいかつちの ｱｶまきみと 　三ぐさもわけて ｱｶめみまご 　ひだりかすガと 2 みきこもり　さつけてよよに これおつく　みおやつくしに くだるとき　をしてはもちて みかがみは　ひたりおしくも やゑがきは　くしみかたまに さづけおき　みおやつくしに ひたるとき　かみのをしては たけひとに　ははたまよりも みｷｼこもり 　さつけてよよに これおつく 　みオやつくしに くだるとき 　をしてはもちて みかガみは 　ひたりおしくも やゑがきは 　くしみかたまに さづけおき 　みオやつくしに ヒたるとき 　かみのをしては たけヒとに 　はゝたまよりも 3 かみとなる　かがみはかあひ やゑがきは　わけつちみやに あづけおく　なかすねひこは やまさきに　かわふねこばむ ものぬしか　うたんとそれば ゐつせみこ　おそれたがより ゆくつくし　くしみかたまは おしくもと　なかすねうてば かみとなる 　かガみはかあひ 八ゑがきは 　わけつちみやに あづけおく 　なカすねヒこは やまさきに 　かわふねこばむ ものぬしカ 　うたんとすれば 五つせみこ 　おそれたガより ゆくつくし 　くしみかたまは おしくもと 　なカすねうてば 4 にけゆくお　おひてかわちに とどまりて　たけちのこりと あうゑもろ　やまとのそふに ふせかしむ　ものぬしかえり おしくもは　かわちにゆきて おしほより　かすがおまねき ひらおかの　やしろまつりて かみとなる　つくしのたねこ にけゆくお 　おひてかわちに とゞまりて 　たけチのこりと ｱｶうゑもろ 　やまとのそふに ふせかしむ 　ものぬしかえり おしくもは 　かわちにゆきて おしほより 　かすガおまねき ひらおかの 　やしろまつりて かみとなる 　つくしのたねこ 5 もおをさめ　よかみまつりて あうゑもろ　かわちおかねて をさめしむ　おおものぬしは あわうみの　おおくにみやお つくりかえ　こしねのくにも さほこみな　たみおをさめて しづかなり　いまあまきみの くらひなる　むかしはみうゑ ﾓｰおをさめ 　四かみまつりて ｱｶうゑもろ 　かわちおかねて をさめしむ 　おゝものぬしは あわうみの 　おゝくにみやお つくりかえ 　こしねのくにも さほこみな 　たみおをさめて しづかなり 　いまｱｶまきみの くらひなる 　むかしはみうゑ 6 わけさつく　いまはなきゆえ そのつかひ　よりてはかれば みないわく　ひのかみつかひ みちをみと　つきのつかひは あたねなり　ほしのつかひは あめとみと　いんへたまわり みそきなす　ときにかしはら すめらきの　みよあらたまの わけさつく 　いまはなきゆえ そのつかひ 　よりてはかれば みないわく 　ヒのかみつかひ みちをみと 　つきのつかひは あたねなり 　ほしのつかひは ｱｶめとみと 　いんへたまわり みそｷｼなす 　ときにかしはら すメらきの 　みよあらたまの 7 としさなと　はつひさやゑに うましまち　とくさたからお たてまつる　あめのたねこは かみのよの　ふることしるし たてまつる　ななくさみそも とんどほも　かみありかゆも おこなはれ　さあゑひつきと あめとみは　わけつちみやの としさなと 　ハつヒさやゑに うましまち 　十くさたからお たてまつる 　ｱｶめのたねこは かみのよの 　ふることしるし たてまつる 　なゝくさみそも とんどホも 　かみありかゆも おこなはれ 　さあゑヒつｷｼと ｱｶめとみは 　わけつちみやの 8 つるきもち　あたねはかがみ もちのほる　きみたかみくら しとねこゑ　あまのたねこは しとねみゑ　くしみかたまは しとねふゑ　ひのをみうたふ みやことり　みゑおりてきく あわおたす　あますめらきの もろはとみ　かすがとこもり つるｷｼもち 　あたねはかガみ もちのほる 　きみたかみくら しとね九ゑ 　ｱｶまのたねこは しとね三ゑ 　くしみかたまは しとね二ゑ 　ヒのをみうたふ みやことり 　三ゑおりてきく ｱｶﾜｶおたす 　ｱｶますめらｷｼの もろハとみ 　かすガとこもり 9 きみとみの　こころひとつに みやことり　かたちはやたみ くびはきみ　かがみとつるき まてにはね　もののへはあし かがみとみ　つきほろぶれば たみはなれ　ひつきふまれず つるきとみ　つきほろぶれば ものぶわれ　よおうばはるる きみとみの 　こころ一とつに みやことり 　かたちは八たみ くびはきみ 　かガみとつるｷｼ まてにハね 　もののへはあし かガみとみ 　つｷｼほろぶれば たみはなれ 　ヒつｷｼふまれず つるｷｼとみ 　つｷｼほろぶれば ものぶわれ 　よおうばはるる 10 やたをみは　そろをうはるの たみわざお　かんがみるめぞ かきをみは　よこまおからし もののふの　ちからもるてぞ このゆえに　みぐさおわけて さづくるは　ながくひとつに なるよしお　あやにしるして おてづから　ふみおみまこに 八たをみは 　ソロをうはるの たみわざお 　かんガみるメぞ かきをみは 　よこまおからし もののふの 　ちからもるてぞ このゆえに 　三ぐさおわけて さづくるは 　ながく一とつに なるよしお 　アやにしるして オてづから 　フみおみまこに 11 さづけます　せをりつひめは みかがみお　もちてかすがに さつけます　はやあきつめは みつるきお　もちてこもりに さづけます　みたびうやまひ みなうくる　やまとひつきの みやこどりかな ひのをみは　しるしのみはこ さづけます 　せをりつヒめは みかガみお 　もちてかす（幽）ガに さつけます 　はやあきつめは みつるｷｼお 　もちてこもりに さづけます 　三たびうやまひ みなうくる 　やまとヒつｷｼの みやこどりかな ヒのをみは 　しるしのみはこ 12 たてまつる　あたねはかがみ あめとみは　やゑがきもちて あめたねこ　くしみかたまに さづくなり　きみとみもとの しとねしく　とみももつかさ ことほきし　よろとしうたふ みかがみは　ゐそすずひめに やゑがきは　あひらつひめに たてまつる 　あたねはかガみ ｱｶめとみは 　やゑがきもちて ｱｶめたねこ 　くしみかたまに さづくなり 　きみとみもとの しとねしく 　とみ百ゝつかさ ことほｷｼし 　ﾖｰろとしうたふ みかガみは 　五十すゞヒめに 八ゑがきは 　あひらつヒめに 13 みしるしは　きみのみにそえ みくさとも　うちつおみやに をさめます　はらみのためし うちみまと　たたゆもとなり みかさりお　たみにおがませ ねのつきに　あゆきわすきの みやつくり　もとあけあまの かみまつり　たねこくしたま みしるしは 　きみのみにそえ 三くさとも 　うちつのみやに をさめます 　はらみのためし うちみまと 　たゝゆもとなり みかさりお 　たみにおがませ ねのつきに 　ｱｶゆきﾜｶすきの みやつくり 　もとあけｱｶまの かみまつり 　たねこくしたま 14 まてにあり　みけなへまつり もふすおみ　うましものへと とおまもる　みちをみくめと みかきもり　かんのとことは いんへとみ　つきはるそひか みことのり　おもえはまめは うましまち　よよものへつげ みちをみは　のぞみのままに まて（真点）にあり 　みけなへまつり もふすオみ 　うましものへと とおまもる（詞御守る） 　みちをみくめと みかきもり 　かんのとこと（神の詞言）は いんへとみ 　つｷｼハる十一か みことのり 　おもへはまめ（真実）は うましまち 　よゝものへつげ みちをみは 　のぞみ（希御）のまゝに 15 つきさかと　くめのところお たまふなり　うつひこかこと ふねとはに　やまとくにつこ おとうけし　たけたあかたし くろはやは　しきのあかたし あめひわけ　いせのくにつこ あたねかみ　かものあかたし かつてまこ　つるきねかつき つきさかと 　くめのところお たまふなり 　うつヒこカこと ふねとはに 　やまとくにつこ おとうけし 　たけたあカたし くろはやは 　しｷｼのあカたし ｱｶめヒわけ 　いせのくにつこ あたね（与音）かみ 　かものあカたし かつてまこ 　つるｷｼねかつｷｼ 16 くにつこぞ　やたからすまご かどのぬし　みほのさみたれ おそかふり　ゑやみはやりて いねみもち　きみにつくれば あめたねこ　くしみかたまと やすがわの　かりやにいのり ときゑやみ　なおるといねの いたみさる　なおりのはらひ くにつこぞ 　八たからす（宝日）まご かどノぬし 　三ホのさみたれ 四十かふり 　ゑやみはやりて いねみもち 　きみ（希御）につくれば ｱｶめたねこ 　くしみかたまと やすがわの 　かりやにいたり ときゑやみ 　なおるといね（言音）の いたみさる 　なおりのはらひ 17 おこなえは　ゑやみもなおり いねなおる　ゆえみことのり わにひこか　みおやくしひこ いさめいる　なおきにたまふ やまとかみ　みやわのなおき いさおしに　なおりものぬし かみたまふ　たねこもみおや わかひこか　なおきかがみの おこなえは 　ゑやみもなおり いねなおる（言音治る） 　ゆえみことのり わにヒこカ 　みオやくしヒこ いさめいる 　なおきにたまふ やまとかみ 　みよﾜｶのなおき いさおしに 　なおりものぬし かみたまふ 　たねこもみオや わかヒこカ 　なおきかガみの 18 ことつげば　なおりなかとみ かみたまふ　ともにつぐへし よほきさら　ねうゑのきなゑ みことのり　みおやのかみの みやこどり　わかみおてらし あたむけて　みなをさむゆえ あめとみに　かもおうつさせ みおやかみ　まつるはりはら ことつげば 　なおりなかとみ かみたまふ 　ともにつグへし よホきさら 　ねうゑのきなゑ みことのり 　みオやのかみの みやこどり 　わカみおてらし あつむけて 　みなをさむゆえ ｱｶめとみに 　かもおうつさせ みオやかみ 　まつるはり（松流針）はら（等・ヒト） 19 とりみやま　あたねおかもの たけすみの　まつりつかせて くにつこぞ　むつきそひかは あかためし　みきおたまはる はしめなるかな とりみやま 　あたねおかもの たけすみの 　まつりつかせて くにつこぞ 　むつき十一かは あカためし 　みきおたまはる はしめなるかな